有限会社CUBe.CAMBREA

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起業家 岸田 逸路

若い頃から、経営者として結果を残し続ける。その後、
神道を通して人の生き方を学び、ビジネスのあり方を
見直す中でコンテナハウスと出合い、自身で手がけたところ、
引き合いを受けるようになった。
現在は(有)LIBERTYにてコンテナ建築を展開している。

平野 (有)LIBERTYさんはコンテナで建築をつくる 事業を行われているそうですね。非常に興味深いです。
岸田 ビジネスとして展開するうえで必要性が高いものと考えると、建築や不動産はどの世界でも共通して重要だと前から思っていました。その中でコンテナハウスの存在を知り、自らコンテナハウスを利用した福祉施設をつくったんです。すると依頼が来るようになり、それがメインビジネスになりました。今では学校から「野球部の寮をコンテナでつくってほしい」といった依頼もあるんです。
平野 コンテナというと「頑丈な鉄の箱」というイメージがあります。窓などもないように思うのですが。
岸田 窓は新たにつくります。居住用や店舗用に中身もしっかりと整えていくので、一見してコンテナだとわからないようなものも多々あるんです。また元来、長距離輸送のためにつくられているものですので非常に強度が高く、特に耐震性能と防火性能は極めて優れています。
平野 元がコンテナであれば建築コストも安いのでしょうか?
岸田 普通の建築と比べれば安いですが、驚くほどコストが下がるというわけではありません。その点を踏まえ、コンテナハウスのメリットを細かく把握していただいたうえで、皆さまにご利用いただければと思っています。
平野 コンテナを住居として利用するイメージはありませんでしたが、原型がないのでまったく違和感を覚えません。
岸田 今度はそれを逆手にとってコンテナの形状をむき出しにしたようなコンテナハウスをつくろうと思っているんですよ。まずはグループ会社の飲食店で試してPRしていきたいですね。
平野 御社の今後がますます楽しみですね。夢や目標についてはいかがですか?
岸田 私にはお金をたくさん稼いで物欲を満たしたいという気持ちはありません。とにかくこれからもいい仕事を続けていき、良い人生だったと言えるように生きて生きたいという思いだけです。
平野 素晴らしい。岸田社長のそうした姿勢を後進の経営者などにも、ぜひ教えていってあげてほしいですね。
岸田 若い経営者と話すこともありますが、彼らに大事にしてほしいのはまず自分の足で歩くこと、そして事業を継続していくことです。私も神道との出合いを契機として仕事がある程度の形になるまで、10年ほどの時間を要しました。最も大事なのは人を大切にすることだと思っています。それを少しでも多くの経営者に伝えていければいいですね。

10tにも耐える強度を持ち、地震などの自然災害で倒壊する心配もないコンテナハウス。カスタマイズ性にも優れている。

Guest Comment

平野 謙 (野球評論家)

岸田社長は独特の感性をお持ちの方。対談させていただき、
興味深い点が多かったです。人を喜ばせることを思いつくアイデアマン
である社長は、今後コンテナハウスのみならずまた違ったビジネスにも
進出し、成功を収められると思います。その時に再会できたら嬉しいですね!